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知らないと損!太陽光発電設置の成功マニュアル【必要面積は?】

知らないと損!太陽光発電設置の成功マニュアル【必要面積は?】

太陽光発電をつけると節電になるとよく聞きますが、どの程度の面積にするのが良いのかわかりませんよね💦

余った電気は売れるっていうし、屋根の面積や予算が許す限りつけた方が得じゃないの?

と思う方も多いと思います。
結論から言うと必要最低限の面積にするのが最もローリスクでリターンも大きいです✨可能なだけソーラーパネルをつけるのは投資に近く、リスクの割にリターンは小さいです💦世帯ごとの最適面積も解説していますのでご一読ください✨

目次

ソーラーパネルはどれくらいの面積が必要?

ソーラーパネルはどのくらいの面積が必要?

そもそも必要最低限のソーラーパネルとはどのくらいなのでしょうか💡世帯人数ごとに下記面積のソーラーパネルが必要になります。

 一戸建て(必要なソーラーパネルの面積)集合住宅(必要なソーラーパネルの面積)
1人世帯22.84㎡19.37㎡
2人世帯34.49㎡28.35㎡
3人世帯40.23㎡31.05㎡
4人世帯45.44㎡32.93㎡

集合住宅でソーラーパネルを付ける方はいないかもしれませんが参考に載せておきます💡

ソーラーパネルの設置費用は一坪(約1.7㎡)あたり約8万円なので、上記の面積で初期費用を概算すると

 一戸建て(必要な坪数×8万円)集合住宅(必要な坪数×8万円)
1人世帯55.36万円46.96万円
2人世帯83.60万円68.72万円
3人世帯97.52万円75.28万円
4人世帯110.16万円79.84万円

これが必要最低限の初期費用の概算結果です💡

計算過程が気になる方は読んでください。

面積を考えるにはまず必要な電力を考えましょう💡東京都環境局によると1ヶ月当たりの平均電気使用量は

 一戸建て(kWh/月)集合住宅(kWh/月)
1人世帯219186
2人世帯331272
3人世帯386313
4人世帯436316

太陽光発電はkWh/年で表記されることが多いので、それぞれに12ヶ月をかけると…

 一戸建て(kWh/年)集合住宅(kWh/年)
1人世帯26282232
2人世帯39723264
3人世帯46323756
4人世帯52323792

もちろん平均なので、オール電化にすれば必要量は増えます💦さらに、冷暖房をよく使う地域や季節には増えます💡
計算がややこしいので、このまま平均値で計算していきます!

ソーラーパネル一坪あたり約380kWh/年の発電量があるので、それぞれを380kWh/坪で割ると

 一戸建て(必要な坪数)集合住宅(必要な坪数)
1人世帯6.925.87
2人世帯10.458.59
3人世帯12.199.41
4人世帯13.779.98

一坪約3.3㎡なのでこれらに3.3をかけると…

 一戸建て(必要なソーラーパネルの面積)集合住宅(必要なソーラーパネルの面積)
1人世帯22.84㎡19.37㎡
2人世帯34.49㎡28.35㎡
3人世帯40.23㎡31.05㎡
4人世帯45.44㎡32.93㎡


さらに、ソーラーパネルの価格は1坪あたり8万円程度なので

 一戸建て(必要な坪数×8万円)集合住宅(必要な坪数×8万円)
1人世帯55.36万円46.96万円
2人世帯83.60万円68.72万円
3人世帯97.52万円75.28万円
4人世帯110.16万円79.84万円

となります💡


ではソーラーパネルはどの程度つけるのが良いのか試算していきましょう💡

ソーラーパネルのつけ方毎に試算してみた

ソーラーパネルのつけ方毎に試算

では必要面積を踏まえて試算してみましょう💡今回、3パターンのソーラーパネルの運用方法を比較してみます!

  • ソーラーパネルなしの場合
  • ソーラーパネルを最小限にする場合
  • 電力販売の所得を狙ってソーラーパネルを設置する場合

ソーラーパネルなしの場合

ソーラーパネルなしの場合の電気料金の平均は下記です💡ソーラーパネルをつけると、ここから毎月の負担を減らすことができます✨

世帯人数月間平均電気代年間平均電気代
1人世帯5468円65616円
2人世帯9183円110196円
3人世帯10655円127860円
4人世帯11376円136512円
e-stat:政府統計の総合窓口

だいたいこれぐらいが毎月の電気代としてかかってきます💦

ソーラーパネルを最小限にする場合

先ほど計算した必要最低限の面積を設置した場合です💡それぞれ初期費用を年間平均電気代で割ると、初期費用回収までの期間が算出できます✨

世帯人数初期費用年間平均電気代初期費用回収までの期間
1人世帯55.4万円6.5万円8.5年
2人世帯83.60万円11万円7.6年
3人世帯97.5万円12.8万円7.6年
4人世帯110.2万円13.7万円8.0年

さらに電気代はどんどん値上がりしています💦下のグラフのように、直近2年でも値上がりしていますね!

直近2年の電気代の推移
https://pps-net.org/unit

電気料金が上がれば上がるほど初期費用回収は早くなります💡
メンテナンス費用(大体2万円/4年)を含めても8-9年で初期費用は回収できそうです

電力販売での所得を狙ってソーラーパネルを設置する場合

さて、電力販売前提でソーラーパネルを「可能なだけつけてみる」とどうなるでしょう。
FITとシステムがあり、ソーラーパネル設置年の売電価格を10年保証してくれるので電力の売値は10年間一定です💡これのおかげで設置から10年は売電価格の下落をきにする必要がありません。
2022年現在、電力は17円で買い取ってくれますが、これは年々下がっています。

太陽光発電の売電価格の推移
https://www.solar-partners.jp/contents/75449.html#back

一方、家庭で使用する電気代はどんどん高騰しています。先ほどのグラフを再掲しますが、現時点では1kWあたり28円程度です💡

直近2年の電気代の推移
https://pps-net.org/unit

売電価格は17円/kWに対し、電気料金は28円/kW。売電価格は年々下がっていくが、電気料金は上がることが予測されます💡

売電目的で設置したソーラーパネルに関して初期費用を回収するには28円/17円=1.65倍時間がかかることになります💦

現時点の売電価格なら自宅使用分と合わせて約10年で元をとれると言われていますが、その後はどうでしょうか。維持費や故障等のアクシデントがあった際に損してしまう可能性は大いにあります…

また、子供の自立等で家族構成が変わった場合はさらに初期費用回収が遠のきます💦現時点では、ソーラーパネルをつけられるだけつけるのはリスクが大きいと思います。

結論:売電に期待せず必要最低限のソーラーパネルを付けるのが一番良い

必要最低限のソーラーパネルを設置しよう

売電に期待するのはギャンブル性が強いと感じます…税金がかかり、ソーラーパネルの重量から住居に負荷もかけてしまう上にローリターンな投資。私ならしません💦

ということで、必要最低限のソーラーパネルを設置するのがリスクが少なく、電気代高騰によりリターンが増えていくためオススメです!
家族構成からしっかり計算して効率の良い太陽光発電を導入しましょう!

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