家を建てるときや中古物件/古民家リノベをするときに、どこに依頼するかは大きな問題です。
ハウスメーカーは安心感と品質は安定しているけど自由度に欠ける…
工務店は自由度は高いけど当たり外れがある…どうしたらいいんだろう?
そんなときに検討するのが設計事務所です💡
ハウスメーカーや工務店との違い、依頼するときのポイントをまとめました!
また、いざ依頼するとなった時に注意することも工務店やハウスメーカーと異なります。
設計事務所に依頼した先輩たちの後悔ポイントを知って対策も勉強しておきましょう!
とにかく施主も主体的に勉強し知識武装するのが重要です!
設計事務所とは
設計事務所は、施主と共に建築物の設計を行ってくれる事務所です。デザイナーズ住宅もこの部類です💡
施主の希望にアドバイスをしたり新たな提案をしてくれます。施主に代わって工務店に注文や交渉もしてくれます✨
また、工務店選びもしてくれるので安心です。設計事務所を介することで、工務店に依頼するデメリットをクリアすることができます。
設計事務所のメリット・デメリット
さて、工務店とハウスメーカーと設計事務所を比較します。費用以外の面では設計事務所は工務店とハウスメーカーの良いとこどりになっています!
各項目ごとに強い企業にオレンジ線を引いています!
設計事務所 | 工務店 | ハウスメーカー | |
---|---|---|---|
企業規模 | 小規模/地域密着 | 小規模/地域密着 | 大規模/全国展開 |
価格 | 工務店の価格+ 総工費の 10~20%(設計事務所への費用) | (建築坪単価:約40万円~) ハウスメーカーよりも割安なことが多い | (建築坪単価:約60万円~) 工務店より割高なことが多い 格安プランなら割安になるかも |
最新技術 | 設計事務所によって対応できる場合もある | 工務店によって対応できる場合もある | 最新性能を備えた住宅が可能 実績も多い |
自由度 | かなり高い 全ての要望に柔軟に応じてくれる プロが相談にのってくれる | かなり高い 全ての要望に柔軟に応じてくれる | かなり低い 規格に準じた設計になる 要望によっては割高になる |
デザイン | 好みのデザインをする設計事務所に出会えれば間違いない 自分の要望を踏まえたデザインを提案してくれる | 設計事務所と提携があれば非常に良い そうでなければ自身のセンス次第 | 独自のデザインを希望すると割高になる 無難に良いデザインを提案してくれる |
工期 | だいたい4~6ヶ月+α | だいたい4~6か月 | だいたい3~5か月 |
品質 | 下請けの工務店による 工務店の管理もしてくれるのでリスクが少ない | 各工務店による | 安定して高い品質 |
地元に合った設計 | 地域に合わせた仕様を理解している | 地域に合わせた仕様を理解している | ある程度は融通が利く |
アフターフォロー | 担当者が変わることが少なく相談しやすい 会社が倒産するリスクが相対的に高い | 担当者が変わることが少なく相談しやすい 会社が倒産するリスクが相対的に高い | 担当者が変わることもある 会社が倒産のリスクは低い |
諸手続き | 代行してくれることが多い | 自分でやらなければならない場合もある | 代行してくれることが多い |
会社選び | 自分に合った設計事務所を選ぶ必要がある | 自分に合った会社を選ぶ必要がある | 知名度のあるメーカーなら安心感がある |
端的にまとめれば、時間と費用がかかるのが設計事務所のデメリットです💦
こだわりがあまり無いならハウスメーカーである程度の価格で無難に良い家を作るのが向いています💡
お金と時間をかけてもこだわりの物を低リスクで作りたい!
好みのデザインを提案してくれる建築家に相談したい!
という方は設計事務所がおすすめです!
設計事務所での後悔ポイントと対策5選
後悔ポイントで多かったのは大きく以下の5つです💦
- 間取り(収納)の見通しがあまかった
- 冷暖房効率が悪かった
- 視線や音への配慮が足りなかった
- 予算がオーバーした
- メンテナンスまで考えていなかった
デザイン性にこだわるあまりに実用性がかけてしまう。大きな買い物なので、こだわっている内に金銭感覚が緩くなってしまう。
といったことが反省点として多いようです💦1つずつ掘り下げて対策と一緒に紹介しましょう!
間取り(収納)の見通しが甘かった
おしゃれな間取りにこだわって家事の導線がイマイチ!
子供が大きくなって収納場所が足りなくなった!
朝、洗面所周りが混雑する!
コンセントをもっと設置したらよかった!
気になる所ってどんどん出てきますよね…
そういった声はインスタを見ても、体験談ブログを見ても散見されます💦
これらの問題の根本にあるのは生活スタイルと将来の見通し不足です💡
とはいえ家族構成がどうなるか、今のままの生活スタイルが続くとは限りません。つまり、選択肢の多い設計にしておくことが必要です!
- コンセントや収納は多めにしておく。
- 洗面所含め回遊できるようにしておく。
- 老後のために水回りや寝室は一階にする。
といった将来に選択肢を沢山残せる間取りを考えましょう💡実際に勉強になった書籍も紹介しているので参考にしてください✨
冷暖房効率が悪かった
冷暖房効率は素人には難しい部分です。そういう部分こそ設計士さんにしっかり相談しましょう。デザイン性がよくても、吹き抜けや日光の入り方を確認しましょう。冷暖房効率も気にしている旨を設計士さんにしっかり伝えてください。
それだけで、設計士さんの間取りへの配慮が細かくなります!
視線や音への配慮が足りなかった
来客があったときにトイレが応接室やリビングに近くて気になる!
といったこともよく聞きます。また、視線に関しては外構も含めての検討が必要になります💡
設計事務所さんは外構もデザインしてくれます。ここでも冷暖房効率同様、視線の通り方は大丈夫か相談しましょう。
設計士さんがデザインや施主の要望に応えようとしてくれるあまり、抜けてしまうポイントがあるかもしれません💦それらを漏らさない様に一緒にチェックするのも施主の仕事です!
予算がオーバーした
設計士さんによっていは金銭感覚が緩い方もいます。私達も数千万の買い物をするので数万円に対して緩くなりがちです。チリツモでどんどん予算が増えてしまいがちです💦節約できるところはしっかり節約しましょう💡
とはいえ、節約しすぎて不便な住居になってしまっても本末転倒です💦しっかり書籍等で勉強して、節約できるところは節約しましょう✨
メンテナンスまで考えていなかった
一見おしゃれな家でも冷静に考えてみるとメンテナンスが大変な住居もしばしばあります💦
あの高いところの出っ張りどうやって掃除するんだろ…天井の採光の窓、掃除できんな…
おしゃれだと思っていた外壁の劣化が激しい…
替えるのに更にお金がかかる…
といった悩みも多いです。かならず掃除や交換のタイミング、方法は確認しましょう。
その窓は屋根に上って掃除するしかないんです。
と見学会で平然と言われたこともありました(笑)施主さんは大変だろうなー…と思ってしまいました💦
しっかり知識を得るためにも資料を集めるのが大切
設計事務所は工務店と比較してプロが相談相手になってくれます。そのため費用は増しますが、リスクが低く良い家が作れるのがメリットです💡
とはいえ、施主の勉強が重要なのは工務店と同様です。しっかり知識武装して理想のマイホームを手に入れましょう!
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